犬の預かりさん募集

2022年1月24日

「犬の預かりボランティア」を募集しています。
これは犬をおうちで預かって、お世話をしていただくボランティアです。
新しい飼主さんが見つかるまでの一時的飼育です。
預かりボランティアさんにお願いする犬は、保健所からレスキューした犬がほとんどです。
現在八重山保健所に収容される犬はほぼ元飼い犬で、人慣れがまったくできてない犬、攻撃性が高い犬は譲渡対象にはなりません。
そのためレスキューできる犬は、だいたい人に慣れており、散歩などできます。
しかし飼育放棄・ネグレクト状態にあった犬が多いため、栄養状態が悪かったり、愛情に飢えていたり、極度に恐がりだったりすることもあります。
それぞれの犬に合った飼育方法、接し方が必要になります。
レスキューした犬を預かってくださるボランティアさんには、普通の家庭犬として飼育していただきたいのです。つまりご飯・散歩を欠かさず、適度に愛情をかけます。
会から必要な犬具やフードの一部を支給し、しつけ・医療全般にわたりフォローします。
もちろん外飼い、室内飼い、長期、短期、すべて預かりボランティアさん個別の事情をうかがい、よく相談した上で、お願いする犬を決めます。

 

現在、保健所に収容される犬数に対して、預かりボランティアさんが不足しています。
それぞれの個別の事情に合う犬を選ぶため、ボラさんが5人いれば5匹OKとは限らず、すべての犬をレスキューできるわけではないのです。なので受け皿が大きいほど、より多くの犬をレスキューできます。
ボラさんが10人いれば、5匹できるかもしれない。
せっかく八重山保健所が処分より譲渡を優先方針としているのに、預かり飼育を受け入れる家庭がなければ、引き出せないまま処分となる可能性も出てきます。
転勤が決まっている、年齢的に最後まで飼いきる自信がない、たまに内地へ行くことがある、そんな事情の皆さん、預かりボランティアをやってみませんか?期間限定でも犬と暮らせます。
あるいは犬を飼ってみたいけど、ちゃんと飼えるかどうかわからない、というお試し飼育としての預かりはいかがでしょうか?

 

「預かりしたいけど情がわいたところで別れるのがつらい」という声もよく聞きます。否定できません。
確かに最初はつらいです。でもそれ以上に、自分達が手塩にかけた犬が、新しい家族と幸せになる姿をみる喜び。
淋しいより、がんばってよかった、という気持ちが上回ります。
確実にその犬を幸せにした実感を味わえます。
また犬はそれぞれ個性があるので、いろいろな犬と出会い暮らしを共にする楽しみもあります。慣れたところで手放すことになるかもしれませんが、次の犬が寂しさを埋めてくれます。
自分の預かり犬達が島のあちこち(時には内地にも)にいると、子や孫があちこちにいるような感じです。
興味のある方は、ぜひ一度お問い合わせください。もっと詳しくいろいろお話できます。